東芝製SSD「HGシリーズ」 ザ・バイブル
ページ作成日時:2019,08,16
ページ最終更新日時:2019,09,09V2
東芝「HGシリーズ」
シリーズ名
型番
カタログスペック
CrystalDiskMark
内部構成
HD Tune Pro
( File Benchmark )
( Random Read / Write )
写真
ひとこと
”HG1”
※正式名称でない

2.5inch 9.5mm厚
THNS256GE8BC  ( 256GB )
THNS128GE8BBDC ( 128GB )
THNS064GE8BBDC ( 64GB )
THNS032GE4BBDC ( 32GB )

1.8inch 外装あり
THNS128GE8BADC ( 128GB )
THNS064GE8BADC ( 64GB )
THNS032GE4BADC ( 32GB )

1.8inch モジュール(外装なし)
THNS128GE8BMDC ( 128GB )
THNS064GE8BMDC ( 64GB )
THNS032GE4BMDC ( 32GB )
Read
100MB/s
120MB/s (THNS256GE8BC)
Write
40MB/s
70MB/s (THNS256GE8BC)
SATA
3Gbps
NCQ
非対応
TRIM
非対応
総書込量(TBW)
FW:S1000001 ・・・ 表示されない
( クリックでS.M.A.R.T.情報表示 )
  
CDM
  
コントローラー
TOSHIBA T6UF5XBG
外部DRAM
Hynix HY5MS5B6BLFP-6E
( LPDDR-166 / 32MB )
NANDチップ
TOSHIBA TH58NVG6D1DBAK0
( 8GB×8枚 / ??nm / MLC )
※いずれもTHNS064GE4BNDCのもの


記念すべき東芝製MLC・SSD第一弾。
初期のMLC・SSDでありスペックもそれなり。
個別販売されなかったからか、
流通量・情報ともに少なく影の薄い存在。

型番さえ情報源によってバラつきがあり、
公式サイトでも「THNS064GE4BBDC」の
”DC”が付いたり付かなかったりしているほか、
「THNS064GE4BMDC」と同等と思われる
「THNS064GE4BNDC」という型番が
存在したりもしていて混乱させられる。

東芝製としては珍しくAPMに対応しておらず、
また古いためかTRIMもサポートされていない。

256GBモデルは後から追加されたもの。
HG2
2.5inch 9.5mm厚
THNS512GG8BBAA ( 512GB )
THNS256GG8BBAA ( 256GB )
THNS128GG4BBAA ( 128GB )
THNS064GG2BBAA ( 64GB )

1.8inch 外装あり
THNS256GG8BAAA ( 256GB )
THNS128GG4BAAA ( 128GB )
THNS064GG2BAAA ( 64GB )

1.8inch モジュール(外装なし)
THNS256GG8BMAA ( 256GB )
THNS128GG4BMAA ( 128GB )
THNS064GG2BMAA ( 64GB )
Read
240MB/s
Write
200MB/s
SATA
3Gbps
NCQ
非対応
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:AGYA0201 ・・・ 表示されない
( クリックでS.M.A.R.T.情報表示 )
  
CDM
  
コントローラー
TOSHIBA T6UG1XBG
外部DRAM
Micron MT46H32M32LFCM-6 IT ( 0EA17 D9HSJ )
( LPDDR-333 / 128MB )
NANDチップ
TOSHIBA TH58NVG7D7EBAK0
( 16GB×8枚 / 43nm / MLC )
※いずれもTHNS128GG4BBAAのもの

”HG1”から転送速度を大幅に向上させ、
最大容量を2倍(512GB)に増加させたモデル。
個別販売されたため大量に出回っている。

転送速度は当時としては高速だったものの、
NCQ非対応のためランダムアクセス性能に劣る。
2019年現在、3GbpsSATAを選んで買う場合以外、
積極的に選択する理由はないと思われる。
HG3
2.5inch 9.5mm厚
THNSNC512GBSJ ( 512GB )
THNSNC256GBSJ ( 256GB )
THNSNC128GBSJ ( 128GB )
THNSNC064GBSJ ( 64GB )

1.8inch 外装あり
THNSNC256GAMJ ( 256GB )
THNSNC128GAMJ ( 128GB )
THNSNC064GAMJ ( 64GB )

1.8inch モジュール(外装なし)
THNSNC256GMMJ ( 256GB )
THNSNC128GMMJ ( 128GB )
THNSNC064GMMJ ( 64GB )
Read
220MB/s
Write
180MB/s
SATA
3Gbps
NCQ
非対応
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:CJGA0202 ・・・ 表示アリ
FW:CJTA0202 ・・・ 表示されない
( クリックでS.M.A.R.T.情報表示 )
  
CDM
  
コントローラー
TOSHIBA T6UG1XBG
外部DRAM
Micron MT46H32M32LFB5-6 IT ( 2FB17 D9LQX )
( LPDDR-333 / 128MB )
NANDチップ
TOSHIBA TH58NVG7D7FBAK2
( 16GB×8枚 / 32nm / MLC )
 ※TH58NVG7D7FBAK0のデータ
※いずれもTHNSNC128GBSJのもの



HG2に比べて消費電力が17%削減され、
待機電力を1/3に引き下げられたモデル。
しかし、省電力性は向上したものの、
転送速度はHG2よりも低くなった。

チップの構成がほとんど同じで、
ここまで待機電力を削減していることから、
おそらくコントローラーの動作クロックを
HG2より低く抑えていると思われる。
悪く言えばダウングレード版である。
HG4
2.5inch 9.5mm厚
THNSNS480GBSP ( 480GB )
THNSNS240GBSP ( 240GB )
THNSNS120GBSP ( 120GB )
THNSNS060GBSP ( 60GB )

2.5inch 7mm厚
THNSNS480GCSP ( 480GB )
THNSNS240GCSP ( 240GB )
THNSNS120GCSP ( 120GB )
THNSNS060GCSP ( 60GB )

mSATA モジュール(外装なし)
THNSNS240GMCP ( 240GB )
THNSNS120GMCP ( 120GB )
THNSNS060GMCP ( 60GB )
Read
534MB/s
Write
482MB/s
SATA
6Gbps
NCQ
OK
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:TA5ABBF0 ・・・ 表示アリ
( クリックでS.M.A.R.T.情報表示 )
  
CDM
  
コントローラー
TOSHIBA TC58NC5HJ8GSB-01
( SandForce・SF-2281(SF-2282?) のカスタム品 )
外部DRAM
--
(非搭載)
NANDチップ
TOSHIBA TH58TEG8DBHBASC
( 32GB×4枚 / 24nm / MLC )
※いずれもTHNSNS120GBSPのもの

SandForce製コントローラー搭載型。
俗に”砂芝”と呼ばれる。評価は別れ気味。
挙動の特性はSandForceそのものであり、
外部DRAMを持たない構成も引き継いでいる。

コントローラーの変更などにより、
HG3に比べてかなり高速化しているが、
SF-2281コントローラーは圧縮の効きにくい
ランダムデータでは転送速度が低下する。
ランダムアクセス性能はNCQ対応により向上。

このHG4から1.8inchモデルが廃止され、
より小型のmSATAモデルが追加されている。
また、全ての型番で6Gbps対応となった。
1.8inchが必要な場合は、mSATAモデルと
mSATA→1.8inch変換基盤を組み合わせる。
HG5
2.5inch 9.5mm厚
THNSNF512GBSS ( 512GB )
THNSNF256GBSS ( 256GB )
THNSNF128GBSS ( 128GB )
THNSNF060GBSS ( 60GB )

2.5inch 7mm厚
THNSNF512GCSS ( 512GB )
THNSNF256GCSS ( 256GB )
THNSNF128GCSS ( 128GB )
THNSNF060GCSS ( 60GB )

mSATA モジュール(外装なし)
THNSNF256GMCS ( 256GB )
THNSNF128GMCS ( 128GB )
THNSNF060GMCS ( 60GB )
Read
534MB/s
Write
482MB/s
SATA
6Gbps
NCQ
TRIM
総書込量(TBW)
  
  
コントローラー
外部DRAM
NANDチップ
Marvell製コントローラー搭載型。
HG5d
2.5inch 9.5mm厚
THNSNH512GBST ( 512GB )
THNSNH256GBST ( 256GB )
THNSNH128GBST ( 128GB )
THNSNH060GBST ( 060GB )

2.5inch 7mm厚
THNSNH512GCST ( 512GB )
THNSNH256GCST ( 256GB )
THNSNH128GCST ( 128GB )
THNSNH060GCST ( 060GB )

mSATA モジュール(外装なし)
THNSNH256GMCT ( 256GB )
THNSNH128GMCT ( 128GB )
THNSNH060GMCT ( 060GB )
Read
534MB/s
Write
482MB/s
SATA
6Gbps
NCQ
TRIM
総書込量(TBW)
  
  
コントローラー
外部DRAM
NANDチップ
Marvell製コントローラー搭載型。
HG6
non-SED model
( ※ SED ・・・ 自己暗号化ドライブ )
 

2.5inch 9.5mm厚
THNSNJ512GBSU ( 512GB )
THNSNJ256GBSU ( 256GB )
THNSNJ128GBSU ( 128GB )
THNSNJ060GBSU ( 60GB )

2.5inch 7mm厚
THNSNJ512GCSU ( 512GB )
THNSNJ512GCSY ( 512GB )
THNSNJ256GCSU ( 256GB )
THNSNJ256GCSY ( 256GB )
THNSNJ128GCSU ( 128GB )
THNSNJ128GCSY ( 128GB )
THNSNJ060GCSU ( 60GB )

mSATA モジュール(外装なし)
THNSNJ512GACU ( 512GB )
THNSNJ256GACU ( 256GB )
THNSNJ128GACU ( 128GB )
THNSNJ060GACU ( 60GB )

M.2 2280-D2(両面実装)
THNSNJ512GDNU ( 512GB )
THNSNJ512G8NY ( 512GB )
THNSNJ256GDNU ( 256GB )
THNSNJ256G8NY ( 256GB )
THNSNJ128GDNU ( 128GB )
THNSNJ128G8NY ( 128GB )
THNSNJ060GDNU ( 60GB )

M.2 2280-S2(片面実装)
THNSNJ256GVNU ( 256GB )
THNSNJ128GVNU ( 128GB )
Read
534MB/s
Write
482MB/s
SATA
6Gbps
NCQ
OK
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:JULA0101 ・・・ 表示されない
  
CDM
  
コントローラー
外部DRAM
NANDチップ
※いずれもTHNSNJ128GCSUのもの



Marvell製コントローラー搭載型。



Macintosh向け
シリーズ名
型番
カタログスペック
CrystalDiskMark
内部構成
HD Tune Pro
( File Benchmark )
( Random Read / Write )
写真
ひとこと
TSxxxB
HG2相当

2.5inch 9.5mm厚
THNS512GG8BBAA ( 512GB )
THNS256GG8BBAA ( 256GB )
THNS128GG4BBAA ( 128GB )
THNS064GG2BBAA ( 64GB )
Read
240MB/s
Write
200MB/s
SATA
3Gbps
NCQ
非対応
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:AGAA0206 ・・・ 表示されない
  
コントローラー
TOSHIBA T6UG1XBG
外部DRAM
Micron MT46H32M32LFCM-6 IT ( 0EA17 D9HSJ )
( LPDDR-333 / 128MB )
NANDチップ
TOSHIBA TH58NVG7D7EBAK0
( 16GB×8枚 / 43nm / MLC )
※いずれもTHNS128GG4BBAAのもの

Apple製品向けモデルであるため
ラベルにリンゴマークが追加されており、
PC上で 「 APPLE SSD TS128B 」 などと認識される。

この個体は通常型よりサーマルパッドが大きかった。
TSxxxC
HG3相当

2.5inch 9.5mm厚
THNSNC512GBSJ ( 512GB )
THNSNC256GBSJ ( 256GB )
THNSNC128GBSJ ( 128GB )
THNSNC064GBSJ ( 64GB )

Macintosh向け特殊形状
THNSNC128GMDJ ( 128GB )
THNSNC064GMDJ ( 64GB )
Read
220MB/s
Write
180MB/s
SATA
3Gbps
NCQ
非対応
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:CJAA0201 ・・・ 表示されない
  
コントローラー
TOSHIBA T6UG1XBG
外部DRAM
Micron MT46H32M32LFB5-6 IT ( 2FB17 D9LQX )
( LPDDR-333 / 128MB )
NANDチップ
TOSHIBA TH58NVG7D7FBAK2
( 16GB×8枚 / 32nm / MLC )
 ※TH58NVG7D7FBAK0のデータ
※いずれもTHNSNC128GBSJのもの

ラベルにはリンゴマークが追加されており、
PC上では 「 Apple SSD TS128C 」 などと認識される。

THNSNCxxxGMDJ は 「 Blade X-gale 」と
名付けられた特殊形状のSSDであり、
外観は片面実装のM.2に似ている。

しかし、残念なことにAppleは6ヶ月ほどで
「東芝・TSxxxC」を「Samsung・SMxxxC」で更新。
HG3よりSMxxxCの方が速かったためといわれる。

省電力性より速度・・・この教訓はHG4へ。
TSxxxE
HG4相当

Macintosh向け特殊形状
THNSNS128GMFP ( 128GB )
THNSNS064GMFP ( 64GB )
Read
--
Write
--
SATA
6Gbps
NCQ
OK
TRIM
OK
総書込量(TBW)
FW:TQAABBF0 ・・・ 表示されない
( クリックでS.M.A.R.T.情報表示 )
  
コントローラー
TOSHIBA TC58NC5HJ8GSB-01
( SandForce・SF-2281(SF-2282?) のカスタム品 )
外部DRAM
--
(非搭載)
NANDチップ
TOSHIBA TH58TEG8DBHBASC
( 32GB×4枚 / 24nm / MLC )
※いずれもTHNSNS128GMFPのもの

欠陥SSD。
FWによってはリコール対象だった。
「 Macbook Air 2012 」 用の特殊形状モデル。
形状が変更されたのみでチップ構成に変更はない。
しかし、リコール対象品は通常の使用方法をしていても、
”SSDが壊れてデータがすべて消える” という
あってはならないレベルの不具合を発生させた。


要因としては @FW説 A過熱説 の2つがささやかれている。

@の説は、このSSDの不具合が生じ始めた時期の
手前に行われたアップデートが原因とする説。
同一型番でもリコール対象外のFWもあるため、
FWになんらかの不具合がある可能性は強い。

Aの説は、小型化を重視して設計された Macbook Air の
内部設計とSSDの組み合わせが原因とする説。
このSSDはSandForceコントローラーを搭載するため
発熱量がそれなりにあるうえ、Macbook Air では
SSDがCPUと近い位置に搭載されており、
CPUからの熱を受けてしまいやすいという。


私が思うに・・・
 1. SSD自体がそこそこ熱い
 2. Macbook Air のCPUとSSDが近すぎる
 3. 東芝製SSDはガベージコレクションが
   強力なためアイドリング中も大発熱
⇒ こわれる

これではないだろうか。
FWによってリコール対象・非対象があるというは、
ソフトウェア的な変更によって不具合を抑えられるということ。
FWでガベージコレクション機能を加減しておけば
アイドリング中の発熱を抑えられるため、
リコール対象外のFWではこの点を見直していると思われる。


なお、写真では社外製SATA変換アダプターを取り付けている。